株式会社FunMakeと京都外国語大学による共同研究
株式会社FunMake(本社:大阪市中央区、代表取締役:市位 謙太、以下「FunMake」)は、京都外国語大学と共同で「観光地経営に生成AIによるデジタルアバターを活用したインフルエンサーマーケティングの調査研究」を行うことをご報告いたします。
研究題目
観光地経営に資する生成AIによるデジタルアバターを活用したインフルエンサーマーケティングの調査
研究目的
近年、マーケティング分野でのロボットや生成AI等の自動化技術の活用が注目されています。しかし、これら人工物に対する共感を踏まえたマーケティング効果は十分に検証されていません。本研究では、動画プロモーションにおける実際の人と生成AIで作成したデジタルアバターの説明の効果の違いを調査し、親近感や関係性構築に関するコミュニケーション効果を探ります。特にインバウンド観光客に向けたコミュニケーション支援を想定し、生成AIを用いた付加価値提供の在り方を検討します。また、よりマーケティング効果を高めるための人口共感、パーソナライゼーションについても探ります。
研究の意義と可能性
この研究は、観光地経営において生成AIとデジタルアバターの活用がもたらす新たな可能性を探る重要な試みです。生成AIを活用することで、よりパーソナライズされた観光体験の提供が可能となり、訪問意向の向上が期待されます。デジタルアバターはオンライン上で擬似的な人間関係の構築が可能であり、インフルエンサー特有のリスク(スキャンダルや風評被害など)の低減にも寄与します。また、デジタルアバターは多言語対応が容易であり、グローバルな観光客に対して効果的に情報を伝える手段となります。さらに、デジタルアバターに人間的な仕草を取り入れることで、ユーザーとの親しみやすいコミュニケーションを実現し、マーケティング効果を高めることが期待されます。この研究では、デジタルアバターがアイコンタクト、表情の変化、ジェスチャーなどの人間的な動作を行うことで、ユーザーの関与度や信頼感がどのように変化するかを探ります。
研究手法
本研究では、構造方程式モデリング(SEM:Structural Equation Modeling)を用いて、デジタルアバターと生身の人間の差異、およびデジタルアバターの人間的な仕草とマーケティング効果の関連性を解析します。SEMは、観測されたデータと仮説モデルの間の関係を統計的に検証する手法であり、多変量解析技術を用いて因果関係を明らかにするのに適しています。これにより、どのアプローチがより効果的なマーケティング手法となるかを検証します。
研究メンバー
増田 央:京都外国語大学国際貢献学部グローバル観光学科・准教授
市位 謙太:株式会社FunMake 代表取締役CEO
FunMake(ファンメイク)について
株式会社FunMakeは、地方創生を経営ミッションとし、ソーシャルメディア・マーケティングを展開しているスタートアップです。大阪駅直結のグランフロント大阪にて創業しYouTubeやTikTokなどで活躍するクリエイターのマネジメント・映像コンテンツ制作事業を開始。その後、論理的なソーシャルメディア・マーケティングを研究するために、京都大学に産学連携拠点を構え、観光マーケティングの共同研究を開始。企業や自治体の情報発信や広報支援などを行いつつ地方創生事業にも注力。連携協定を締結する自治体数は6自治体。今後は、観光系アプリ開発やインバウンド事業など順次事業拡大を行ってまいります。
お問い合わせ先
代表取締役:市位謙太本店所在地:〒541-0044 大阪府大阪市中央区伏見町3-6-3三菱UFJ信託銀行大阪ビルMUIC Kansai 2F京都支店:〒606-8501 京都府京都市左京区吉田本町京都大学 国際科学イノベーション棟216事業内容: インフルエンサーマーケティング、コンテンツ制作、デジタルマーケティング資本金:1億1,790万円(資本準備金含む)お問い合わせ:https://funmake.co.jp/contact/コーポレートサイト:https://funmake.co.jp